葉酸

妊娠と葉酸

葉酸は、妊娠初期の女性において十分に葉酸を摂取すると、胎児が神経管閉鎖障害という神経管の発育不全になるリスクを減らす効果があることがわかってきました。妊娠を計画している女性に関しては、妊娠の1カ月以上前から妊娠3カ月までの間、葉酸をはじめその他のビタミンなどを多く含む栄養のバランスがとれた食事が必要です。

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葉酸とは

葉酸は、ビタミンB群の仲間で水溶性ビタミンです。葉酸が不足すると貧血が生じることがあります。葉酸は、体内の蓄積性は低く、毎日摂取することが必要です。葉酸は、ほうれん草など緑の葉に多く含まれるため「葉酸」という名前がついています。

妊娠と葉酸

葉酸は、妊娠初期の女性において十分に葉酸を摂取すると、胎児が神経管閉鎖障害という神経管の発育不全になるリスクを減らす効果があることがわかってきました。妊娠を計画している女性に関しては、妊娠の1カ月以上前から妊娠3カ月までの間、葉酸をはじめその他のビタミンなどを多く含む栄養のバランスがとれた食事が必要です。とくに、若い女性が極端な食事制限によるダイエットで葉酸不足になっていた場合、初期の妊娠に気づかないで胎児へ悪影響を及ぼすことも心配されています。

妊娠する可能性のある女性は、妊娠する1ヵ月前から妊娠12週まで葉酸を1日400μg摂取すれば、神経管閉鎖障害児の出生リスクを70%軽減することができるともいわれています。妊婦に必要な葉酸摂取量は、1日400μg(=0.4mg)。ふだんの約2倍必要といわれています。厚生労働省は2001年11月に母子健康手帳に、葉酸の必要性を記述し、2002年4月以降に渡される母子健康手帳には、これらのことが記載されるようなりました。

葉酸のはたらき

葉酸は、たんぱく質や細胞をつくる時に必要なDNAなどの核酸を合成する重要なはたらきがあります。このため葉酸は、赤血球の細胞の形成をたすけたり、細胞分裂が活発である胎児の正常な発育に役立ったりするなどの大切なはたらきをしています。葉酸は、ビタミンB12とはたらきあって、血液をつくる(造血)はたらきがあります。葉酸が欠乏すると、ビタミンB12不足と同じように、巨赤芽球性貧血という悪性の貧血がみられます。

葉酸を多く含む食品

葉酸は、広く食品に含まれていますが、とくに多いのはレバー、モロヘイヤやほうれん草をはじめとした緑黄色野菜です。

葉酸の過剰摂取

葉酸は、通常の食生活ではとり過ぎによる過剰症はみられません。しかし、薬やサプリメントを上限量をこえて大量摂取した場合は、神経障害、発熱、アレルギーなどの過剰症がおこるとの報告があるようです。葉酸のサプリメントなどを利用する場合は適切な利用をこころがけるようにします。